GoProの熱暴走は“microSD”が原因になる shock な事実

GoProで長時間撮影をしていると、
突然停止・熱暴走・ファイル破損──そんな恐ろしい経験をした方も多いと思います。
一般的には「真夏の炎天下」や「バッテリーの発熱」が原因とされがちですが、
実は もっと深刻で、しかも多くのクリエイターが見落としている“隠れトラブル要因”が存在します。
それが microSDカードの書き込み速度不足 です。
今回は、Amazonで購入した4K対応 class10 UHS-1 U3 最大読込100MB/s 3D Nand SP128GBSTXDV3V20SP
シリコンパワー microSDカード(V30対応) を GoPro HERO10 Blackで実際に使用 し、
速度・安定性・熱暴走との関係を徹底検証しました。
■ なぜこのカードを買ったのか?
主目的は、GoPro10で長丁場の撮影に使うため。
- Sandisk Extremeより格段に安い
- V30対応で4K記録に必要な速度は確保
- 現場用の“サブカード”として優秀か?
- コスパが良さそう
このあたりが購入理由でした。
■ 実際の使用感:Sandiskより遅いが、安定性は十分
● 書き込み速度は体感でも「Extremeより遅い」
ベンチを取る前に分かるレベルで遅いです。
ただし、4K30 / 4K60 程度の撮影であれば問題なし。
● 長時間撮影でも停止ゼロ(ここは重要)
実際に数時間の連続収録を行いましたが、
▶ 録画停止なし
▶ フリーズなし
▶ ファイル破損なし
V30の恩恵がしっかり出ていて、
「安いのにちゃんと動く」という印象でした。
■ GoProの熱暴走は“microSD”が原因になる shock な事実

多くのクリエイターが誤解しているのがここ。
GoProの熱暴走は、カードの書き込み速度不足でも発生します。
GoPro内部では、
映像 → バッファメモリ → microSDカード
という流れで記録しています。
カードが遅いと:
【悪夢の連鎖】
- microSDに書き込みが追いつかない
- バッファメモリが満杯
- 本体が発熱
- 熱暴走
- 録画停止・フリーズ
真夏でなくても普通に起きます。
現場でも実際に、
「原因は暑さだと思ったら“非V30の格安カードを使っていた”だけだった」
という悲惨すぎる話が本当にあります。
ここは本当に盲点。
■ シリコンパワーというメーカーについて
シリコンパワー(Silicon Power)は台湾のメモリメーカー。
- SSD
- USBメモリ
- microSD
と、広く製品を展開しており、
“ハイエンドではないがコスパが良いメーカー” という位置づけ。
今回のカードもまさにその通りで、
「爆速ではないが、安定して止まらないカード」という印象。
■ ただし注意点もある
● 4K120fps や 5.3K高ビットレートは厳しい
これはカードの速度というより、
GoPro10側が非常に負荷の高い撮り方をするため。
この領域で“絶対の安定”が欲しい場合は
Sandisk Extreme Pro が無難です。
■ まとめ:熱暴走を防ぎたいクリエイターにこそ勧めたい“コスパカード”
シリコンパワー microSD(V30)の結論:
- ✔ 値段の割に安定している
- ✔ 4K30/60の長時間撮影は問題なし
- ✔ GoPro10で停止ゼロ
- ✔ カード原因による熱暴走を回避できる
- ✘ 最高ビットレートでの運用には向かない
- ✘ Sandisk Extremeほどの速度は無い
結果として、
“長時間安定して撮りたい”動画クリエイターの強い味方になるカード
といえます。
高額カードを何枚も揃えられない現場では、
十分戦力になる1枚です。

















